犬に与えてはいけない食べ物

犬に与えてはいけない食べ物

 

まずは、絶対に与えてはならない食材を5つ案内します。 ここに挙げる食材は最悪の場合、口にすると命の危険が生じることもあるので、絶対に与えないように注意してください。 起こりがちな事例は、次のようなケース。 「ごはんを準備していた時に、食べ物のカスを落としてしまい、それを犬が口にしていた」 「床におやつを置きっぱなしにしてしまい犬が食べてしまった」 このような「うっかり」も一大事になりかねないので、注意を徹底しましょう。

この記事の監修

この記事の監修者
佐藤 真菜:動物看護士(2010年取得)
愛犬との生活は15年以上。現在は10歳の黒柴、6歳のラブラドゥードルと暮らしています。
15歳まで生きた先住犬の介護で食事の大切さを痛感。試行錯誤した経験から愛犬との暮らしに役立つ情報を発信していきます。
 
 

 

チョコレート、ココア

テオブロミンはカカオに含まれる成分であり、中毒の危険性があります。犬はテオブロミンを代謝するのが難しく、摂取すると中毒症状が現れる可能性があります。以下はチョコレートの種類ごとに異なる中毒症状を引き起こす摂取量の目安です。

ホワイトチョコレート:約犬の体重1kgに対して約500g
ミルクチョコレート:中程度のリスクがあり、摂取量はホワイトチョコレートよりも少なくなります。
ダークチョコレート:最も高い危険性があり、わずかな量で中毒症状が現れる可能性があります。体重1㎏に対して約5gほどで注意が必要です。

犬種や個体差もあるため、摂取した量に対する犬の反応は異なる可能性がありますが、チョコレートは一般的に犬にとって有毒であるため、与えないように心掛けるべきです。チョコレートを摂取した場合には速やかに獣医師の診察を受け、適切な処置を行うことが重要です。

ねぎ類(玉ねぎ、長ねぎ、らっきょう、にら、ニンニクなど)

ねぎ類に含まれる香味成分「アリルプロピルジスルフィド」は、赤血球を壊すことで貧血や元気消失などの症状を引き起こす可能性があります。この毒性は生の状態だけでなく、加熱処理しても消失しません。症状が進行すると呼吸困難に陥り、最悪の場合死に至ることもあります。

ねぎ類の中毒症状が現れる目安として、玉ネギはだいたい1/4個程度、長ねぎは1/3本程度、らっきょうはだいたい1粒とされています。なので少量でも絶対に与えないようにしましょう。

アルコールと生のパン生地

アルコールや生のパン生地は、犬にとって有害なものであり、これらを摂取することでアルコール中毒が引き起こされる可能性があります。これらの食品や飲み物にはエタノールが含まれており、アルコール中毒の症状には、嘔吐、見当識障害、高体温、情動不安、筋肉の震え、痙攣発作が含まれます。最悪の場合、これが腎臓系の機能不全につながり、死に至る可能性があります。

基本的に、人間の食べるものは犬に与えないのが一般的です。 愛犬のまなざしに負けて与えて、後で症状がでてしまうってことにならないよう注意しましょう。

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